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例会・校正者勉強会・一日勉強会・校正メモの内容をまとめた会報版を掲載します。

例  会

今月の全体学習は、1部「発声・発音の練習」、2部「録音図書ができるまで」「サピエとは」の2部構成で行いました。

 

1部の「発声・発音の練習」の講師は野崎明美会長です。

「みなさんいつも2、3メートル先に向かって読んでいますね」と確認のあと、この文を一息で?と思う長い一文の読みに挑戦しました。一息で言えた方もいらした様子にお部屋の空気にちょっとした変化があり、野崎講師の指導に一気に引き込まれていきました。        

次々と行われたトレーニングを講師の資料から一部抜粋して紹介します。 

 

  息を鍛えましょう

1 ゆったり大きな腹式呼吸

    約10秒で細く長く口から息を吐く。お腹がへこむ。

    約3秒で鼻から息を吸う。お腹が膨らむ。

2 呼吸トレーニング ■は息継ぎ

    フッフッフッ■フッフッフッ・・・・(8回)

    フッフッフッフッフッ■フッフッフッフッフッ(5回)

  口の筋トレ

    ア オ ア オ ア オ・・・(ゆっくり→12音→14音)

 

お話の中には、以下の発声・発音のポイントがありました。

    腹式呼吸の時はお腹の動きを確認すること。姿勢も大事。

    息を吐ききることが大切。

    「ア」一音で切る発声をよくされていること。

    舌の筋肉で音がきまること。舌が弱るとタチツテトが言いにくくなること。

    発音の基本は母音であること。アイウエオの口の開け方も確認すること。

劇団四季は母音で発声練習をしているということで、お隣同士、母音で自己紹介にチャレンジしました。これはなかなかに難しく脳トレになりそうとの感想も出ました。

最後に、最近言えなかったことばがあったお話しをされつつ、「日によって人は変わります。毎日の訓練が大切です。きちんとした発音を心がけましょう」と締めくくられました。体力がいるトレーニングとのことでしたが、気合が入り心身もリフレッシュされ、早く本を手に取りたいと思った方も多かったのではないでしょうか。

2部の「録音図書ができるまで」「サピエとは」の講師は情報支援員の田村真由美さんです。

原本の選定から録音図書完成までの流れを改めて教えていただきました。完成まで6~8か月を要して貸し出し開始となり、書誌情報・サピエに掲載されるそうです。

その後、利用者の方が「サピエ図書館」をどのように利用されているのか、利用されている方の声も聞くことができるサピエの動画を見せていただきました。スマホやパソコンを使い聴く読書をされている方々の「人生が変わった」「自宅に図書館があるようなもの」という声、本のページがめくれずに読書から遠ざかっていた方が、自分のペースで読めるようになり喜ばれている様子などが映し出されました。

最後に、以前にセンターに届いた利用者さんの声(テープ)を聞かせていただきました。このような機会を作っていただき田村さんはじめセンターのみなさまに改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

みなさんからの感想

    利用者さんからの声を聞くと元気が出る。

    サピエの動画を見たのは初めてで、ネットで利用できることも知ることができた。

    一冊目を読んでいる。うれしさより責任の重さを感じている。読んでいると調子のよい日悪い日があるが、講師のお話しに誰にでもあることと思えた。

    いろんな方の手が入ってサピエにアップされている。チームの一員と感じた。

    サピエとは何だろうと思っていたが、流れがわかってすっきりした。

    締め切りが‥と大変なこともあるが達成感もある。今日は力をもらえ勉強になった。



 
 
校正者勉強会

 

<全体学習>

 はじめに、「校正を始める前に…センターから本・USBを受け取ったら」について

9点を確認しました。基本の基本です。

 面倒がらずにすべてのファイルの校正票を作成してから始めましょう!

 

 みなさんから「校正をしていて悩んだこと・困ったこと」をグループにわかれて話し合いました。

 ・図なのか、絵・イラストなのかの判断がむずかしい。

   文章をより詳しく説明するためのものは「図」。タイトルに図とあれば「図」。

   少し軽いイメージで、雰囲気を表しているものは「絵・イラスト」のことが多い。

 ・悩んでも一日寝かすと考えがまとまることもある。

 ・新人あるあるで、雑音が気になる。

ヘッドホンを外して再度聞いてみるのはどうか。利用者さんは生活音の中で聞いていることも多い。

 ・若者言葉、業界用語は平板化しやすい。無理に辞書通りに修正してもらうのはどうか。

   正しいことに忠実にこだわるか、聞いて自然に聞こえるのがいいか。

   自分では自然に聞こえていてもローカルだったりすることもあるので心配。

 ・文章中の注、注の説明が違うページにあるときの校正票へのページの記載方法がわからない。前回誤解が多かった。(図・表も含む)

   注のあるページ 読んでいる箇所で時間送信

注の説明してある原本のページを記載する。

  音訳者・校正者もどこのページにあるのか探しやすい。

 ・外国語の読みの調べ方がむずかしい。

   Google翻訳、AIや読み取りアプリで調べる。日本語読みでよい。

 ・校正者は思うままに校正してよい。突合せ者は直せるかどうかでも判断しているので 

  △や×でも気にせず、気になったところは校正してほしい。

 

今回出された疑問・苦手な点を課題として、さらに学んでいけるよう学習班でも考えていきたいと思います。    

 

次回は6月8日(月) 加藤由美子さんの「短歌・俳句」です。おたのしみに!

  
校正を始める前に(資料)

校正票資料


校正メモ

校正者勉強会より

語句  音訳者  校正者
センター(この方が ) 出典・備考 
 鉄道監督行政(*1)のため  鉄道監督行政のため 鉄道監督行政のため/ちゅーいち  鉄道監督行政 注釈1 のため  注は 鉄道監督行政 についてなので  注ではなく 注釈 とあるので書いてある通り注釈と 読みたい
 出さない*つーの  出さない 注2 つーの 出さないつーの 注2  途中で切ることで分かり難い。校正者の処理で。   
 変わらない *のよ  変わらない 注5 のよ  変わらないのよ 注5
想像であり、創造ですが  最初のソーゾーはイメージ/次のソーゾーはクリエイト  最初のソーゾーは思い浮かべる/次のソーゾーは新しいものを生み出す   イメージ・クリエイト 端的で分かりやすいのですがカタカナ語はどうかと思います。  
  分かればよいと思います


校正室より

 

令和8年度奉仕員養成講習会が始まります

5月12日(火)に受講テストを行い、受講生が決定しました。

音訳は5月26日、音訳校正は6月3日からスタートします。受講生は音訳5名、校正2名です。それぞれの講習会について、聴講をご希望の方は、音訳は田村か前田、音訳校正は田上か前田までお声がけください。

今後録音室が使えない日も出てくるかと思いますが、ご協力をお願いします。

 

録音室4について

  現在録音室4のパソコンが不調のため、利用できません。ご迷惑をおかけ

しますが、修理完了するまで、他の録音室をご利用いただくよう、お願いし

ます。

 

6月の相談日(センター事業)

ご予約はセンターへ電話またはメール(tento-iwate@aiina.jp)で

  6月 2日(火) 音訳相談日(髙橋講師)

  6月10日(水) 校正相談日(小松講師)

  6月16日(火) 音訳相談日(野崎講師)

       時間は全て原則13:3016:00

上記の相談日のほかに、音声訳の会としての相談日もあります。

 




一日勉強会

写真の読み方を勉強しました。新会員の方2名も参加してくださいました。

 まずは、写真の役割を考え、補足説明が必要かどうか、どの程度の補足説明をするか、写真の読み順の基本を確認し、トランヴェールなどの例を聞きました。その後、課題の写真の補足説明を各自で考え読み合いました。大切なのは、最初に全体像を説明すること、説明は短い文で、ポイントを絞って説明することなどです。写真の読みはとにかく慣れることです。敬遠せず1000本ノックのつもりでどんどんチャレンジしましょう!

 

次回61日の担当は小松美奈子さん。内容は「アクセントの聞き取りと記載の仕方」です。

   *なお、7月1日の担当は野崎明美さんです